息子(長男)が小学校4年生の時に僕は少年サッカーのコーチになりました。
まったくのサッカー未経験者で、リフティングが4回しかできなかった僕がコーチになってよかったことをまとめました。
もちろん悪いことが何もなかったわけではないのであわせてお話しします。
パパコーチになって「よかったこと・よくなかったこと」表
よかったこと | よくなかったこと |
---|---|
①パパ友ができた | ①休日がほぼサッカーに |
②まわり(近所)からの信頼度がアップした | ②人間関係が面倒くさい(こともあった) |
③子どもの成長を近くで見ることができた | |
④運動不足解消(やせた) | |
⑤コーチング・ティーチングスキルがついた | |
⑥サッカーが少しできるようになった | |
⑦努力が「カタチ」になる実感を味わえた |
よかったこと:①パパ友ができた
みなさんはご近所でパパ友っていますか?
せいぜい子どもの幼稚園(保育園)や小学校の行事であいさつする程度の関係性ではないでしょうか?
ぼくもそんな感じでパパ友と呼べるほどの人はいませんでした。
しかしコーチになって同じパパコーチさんたちと話してみると
みんな同じように子どものことを考えていて、同じような動機でコーチを引き受けていました。
なのですぐに仲良くなりました。
パパコーチの中にはサッカー経験者もいれば僕のように全くの未経験者もいて
だけど上手い下手関係なくボールを蹴って子どもたちと半分一緒に遊ぶようにサッカーをして
汗かいたから水分補給しましょう🍺
と練習終わりに近所に飲みに繰り出して(コロナ禍でたくさんは行けなかったですが…)。
年齢も仕事も違うのに、この年になって友達ができるってとても貴重なことですよね!
よかったこと:②まわり(近所)からの信頼度がアップした
休みの日に近所を歩いていてすれ違うママさんやパパさん。
会釈はするものの正直「どちらさまでしたっけ?」って結構ありますよね。
でもパパコーチになって子どもたちと接している姿を見学に来ているママさんたちはしっかり見てます。
練習が終わって家に帰った子どもたちは今日のできごとを親に話します。
パパコーチをやることってまわりから見ると実はとても偉いなって思ってもらえるんですって。
だってママさんからしてみたら休日をさいてまで自分の子どもにサッカー教えてくれてる人だから。
パパコーチになってからあいさつしてもらえることが増えました。
よかったこと:③子どもの成長を近くで見ることができた
小学生も高学年になってくると親と遊ぶ時間はかなり減ってきます。
それは成長という意味でよいことではありますが
本当にちょっと前まで「ママ」「パパ」言ってたのに
…とさみしい気持ちも。なくはないですよね。
パパコーチになって同学年の子たちとサッカーをしている姿や他のコーチと接している姿
休憩時間や他チームの選手やコーチに対する姿。
1ヶ月、いや1週間前と比べて成長している子どもの姿を間近で見ることができるんです。
さらにそれが自分の子どもだけではなくてチームの子どもたちみんなが
個人差はあれど少しずつ少年から青年になりつつある瞬間を見ることができる。
これはなかなかおもしろいことでした。
自分たちも同じように成長したはずなんですが客観的に見ることができるからこその
まさにヒトの神秘を目のあたりにすることができるんです。
よかったこと:④運動不足解消(やせた)
いくらサッカー未経験のパパとはいえ、コーチはコーチです。
ウォーミングアップを一緒にしたり、練習の最後の方にミニゲームをしたり、
練習方法の見本として参加したりと多少は体を動かします。
最初はへばります。やってるうちにだんだんと動けるようになってきます。
週2日、体を動かしている成果が体重計や太腿、ふくらはぎに現れてくるのをぜひ実感してください。
よかったこと:⑤コーチング・ティーチングスキルがついた
子どもはとっても素直で飲み込みが早いです。
でもサッカーの理論をくどくどと説明しても理解してくれる子どもなんてほぼいません。
- どうしたら練習方法をうまく伝えられるか?
- この練習で何を学んでほしいのか?
- みんなの気持ちを盛り上げるにはどうしたらよいか?
もうまさにビジネスと一緒な感じのヤツですよね!
トライ&エラーを繰り返して少しずつカタチができてくるのって
子ども以上に自分も成長できた気がします。
よかったこと:⑥サッカーが少しできるようになった
サッカーがちょっとできる。
これってやっぱりいいですよね。
サッカー経験者ならともかくですが、未経験であればそれはもう習っている子どもと一緒です。
練習メニューもミニゲームも真剣にやります。
子どもと同じ目線でサッカーに関わることができるので
リフティングが20回できたとき、狙ったところにパスを出せた喜び
仲間と連動できたとき、ボールをとれたとき、シュートが決まったとき
サッカーしてる・サッカーできてる実感を味わえるんです。
子どもたちと同じように喜んだり苦しんだりできるんです。
こういった体験ができるのも未経験者ならではですよね。
よかったこと:⑦努力が「カタチ」になる実感を味わえた
僕がパパコーチになったとき、リフティングは4回しかできませんでした。
子どもが5年生になるまでにリフティング100回できるようになってやる!
サッカーの練習が始まる少し前の時間を使い、近くの公園で自主練をはじめました。
10回の壁を超えるのに1ヶ月はかかりました。インステップという足の甲の部分に
ボールを当てることの難しさったらもう本当に投げ出したくなりました。
それでも子どもに教える側だからとやり続け、20回30回と続けられるようになり
50回の壁を乗り越え、75回の壁につかまり、5年生スタートとなる始業式2日前。
忘れもしない4月5日。僕はリフティングが100回できたのです。
実に約100日かかりました。
同じように子どもたちも少しづつできることが増えていく。
教えたことを繰り返してちょっとずつちょっとずつ成長していく。
「努力は報われる」「努力はうらぎらない」というのは真実だと実感できたのです。
(決して大きな成果ではないかもしれませんが)
そして何事も抜け道とか裏ワザとかってなくて、ラクして何かを得ることってできなくて
同じことを何回もトライして少しずつできるようになって自信がついてカタチになっていく。
そんな実感を子どもたちと一緒にサッカーしながら(無料で)味わえるんです。
よくなかったこと:①休日がほぼサッカーに
少年サッカーの練習は基本的に土日の2~4時間、試合となるとほぼ1日がかりです。
僕はわりと楽しんでできたし、もちろん用があるときは休んでいましたので
特にストレスは感じませんでしたが、次男との時間が少し減ってしまったのはマイナス点かもしれません。
よくなかったこと:②人間関係が面倒くさい(こともあった)
情緒だいじょうぶですか?っていう人、自分の子ども以外興味ない人
保護者もいろいろな人がいますのでコーチという立場は何かと巻き込まれることもあります。
ヘッドコーチとか責任ある立場にいると話はかわるかもしれませんが
いちパパコーチであれば子どもたちを公平にみたうえで
子どもたちや保護者たちと接していれば基本的に問題は起きないはずです。
まとめ
サッカーのパパコーチをしたことで子どもの成長と共に自分自身も大きく成長することができました。
パパ友ができました。
体を動かす習慣ができました。
リフティングが100回以上できました。
ビジネスにも役立つコーチング・ティーチングスキルが養えました。
サッカー未経験者がコーチとなり子どもたちにサッカーを教えるということ。
やる前はハードルが高く感じると思います。
でも、リフティングが4回しかできなかった僕でもできました。
全然アツい男ではない僕でもできました。
楽しくできました。
この記事を読んでくださって、今まさにパパコーチを引き受けるか悩んでるあなたへ。
やってみてください!
きっと新しい景色が見えることでしょう。
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