【1級FP直伝!】40代 お金の勉強 保険編③ 生命保険を大解剖

お金のこと
この記事は約7分で読めます。

こんにちは シワターです!

「生命保険の加入を考えてるけどおすすめは何だろう?」「友達に勧められて入った保険だけど内容どんなだっけ?」など個人向けの生命保険に疑問や興味がある方必見です!

今回の記事では、生命保険とは何なのか、どういうものなのかを基礎から解説していきます。

シワター
シワター

この記事は次のような人におすすめ!

  • 生命保険の必要性を知りたい(勉強したい)
  • 生命保険の見直しをしたい
  • 生命保険にはどのようなものがあるのかを知りたい

物価が上がれど給料は上がらず。我が家も家計のテコ入れしなくちゃダメ?

生命保険について勉強したい!何年もかけてる保険が自分にとって有益なものかあらためて考えてみたい!そんな方も多いかと思います。

この記事では生命保険とは何か、どのようなものがあるかを金融機関での実務経験13年、1級FP技能士の僕がイチから詳しくわかりやすく解説していきます。

この記事を読んでいただければ生命保険とは何かがご理解いただけます。

当たり前だろって思うこともよく見ると新しく気づくこともあるものですよね。

保険のこと今まで興味がなかったけどちゃんと調べてみようと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね!

それでは、どうぞ!

生命保険の基本は3種類

生命保険って何種類あると思いますか?

いや、その前に生命保険って何?

失礼な言い方ですがそう思われた方は保険に対してすごくまじめに考えている方です。

素晴らしいです。

生命保険とは

  • 保険をかけている期間に
  • (被保険者が)死んでしまったら
  • 約束した保険金が支払われる

ずばりこれです!

今は〇〇保険っていっぱいあるので生命保険をわかりやすく「死亡保険」と呼んだりもします。

で、生命保険には3種類があります。

  1. 終身保険
  2. 定期保険
  3. 養老保険

何となく全部聞いたことある方も多いのではないでしょうか?

生命保険はこの3種類が「主契約(基本契約)」と呼ばれ保険のベースとなります。

それではひとつずつ解説していきます。

生命保険を大解剖 ~その1~ 終身保険

終身保険はその名の通り、保険をかけている限り「身が終わる=死亡する」まで保障される保険です。

  • 自分が死亡したときのお葬式などの費用を残したい
  • 自分が死亡したときに残された家族の生活を守れる費用を準備しておきたい
  • 自分が死亡したときの相続税の対策をしたい
  • 将来のための貯蓄として持ちたい

保険料を一生払い続ける「終身払い」、〇〇才までに払い込みを終わらせる「〇〇才払込完了」、最初に一括で払う「一時払い」があります。

「〇〇才払込完了」や「一時払い」の終身保険は掛け捨てではなく、解約した場合にお金が戻ってくる(返戻金へんれいきんといいます)タイプが主流です。

そのため貯蓄として勧められ加入している人が多いと思いますが、現在のような低金利の時代では正直増えてお得って感じはありません。

保険料の払い方として合理的なのは終身払いですが、会社員の方は60才や65才で払い込みが終わるタイプを好まれ、自営業の方は一時払いを選ばれる傾向が多いです。

※あくまで傾向です。

生命保険を大解剖 ~その2~ 定期保険

定期保険は一定の期間を保障する死亡保険です。

  • 安い保険料で大きな保障をつけたい
  • 自分に万が一が起きたら大きなリスクがある時期にだけ保障をつけたい
  • 貯蓄機能はいらなくて掛け捨てで合理的な保障をつけたい

定期保険は基本は掛け捨てです。

つまり何もなければ特にお金が戻るとかはありません。

その分保険料は割安です。

大きな保障が必要な時期は一般的に働き盛りで子どもが独立するまでとかが多いはずです。

具体的に言うとおおよそ30代~50代、せいぜい65歳くらいまで。

もし自分に何かあって収入がなくなってしまったら家族へのダメージが半端ない!という時期だけ保障をつけるという考え方なので非常に合理的ではあります。

ポイントはいつまで大きな保障が必要なのかを見極めてダラダラと入らないこと。

定期保険の保障期間は10年間というタイプがほとんどです。

期間が過ぎると保障はなくなりますが、更新(もう10年やりますってことです)ができます。

ただし、更新のときに保険料は100%高くなるので注意が必要です。

生命保険を大解剖 ~その3~ 養老保険

養老保険とは一定の期間に死亡した場合に死亡保険金が支払われ、その期間が終了し満期を迎えたら満期保険金が支払われる保険です。

(この期間に死んじゃったら保険金を払います。でも生きて満期を迎えても保険金を払いますということです。)

  • 一定期間の保障がほしいが掛け捨ての保険が好きではない
  • 自分でコツコツ貯金ができないから強制的に貯蓄したい
  • 保険はコレ、積み立てはコレとか面倒くさいからひとつでやりたい

養老保険は貯蓄要素が入るため、保険料は高くなります。

20年位前までは各保険会社が取り扱っていましたが現在ではメジャーではなくなっています。

理由は低金利のため貯蓄とはいえ満期保険金(もらうお金)に対して払込保険料(払うお金)の方が多くなるためです。

バブリーな時代は払うお金の方が少なく、さらに配当金(業績は運用がよかったからつくボーナスみたいなもの)もついたため郵便局(かんぽ生命)や太陽生命などでめちゃめちゃ売れていたようです。

現状合理的な保険とは呼べませんが、満期保険金があることで達成感や楽しみに感じるという方々もおられます。

※ちなみに学資保険(こども保険)は養老保険の派生した保険です。

子供の教育費のピークとなる大学進学時などに満期となり、その間に契約者に万が一のことがあったら以後の保険料は払うことなく満期は約束のお金がもらえるというのが特長です。

生命保険を大解剖 ~その4~ 特約

特約とは、保険における「オプション」です。

  • ひとつの保険でいろいろな保障がつけたい(管理を楽にしたい)
  • 主契約をさらに手厚くしたい

例えば生命保険の主契約は死亡保障なので

契約者
契約者

病気やケガで入院してしまったときの保障も欲しいな

保険会社
保険会社

では入院保障を特約として付加しましょう

てな感じでメインの保障にプラスでつける保障です。

特約には上記のような入院特約の他、定期保険特約・先進医療特約とか各保険会社によってたくさんの種類と似たようなネーミングで同じ保障の特約、似たようなネーミングで全然違う保障の特約があります。

また特約には無料でつけることができるものもあります。これは保障をよくするということではなく、手続き上の不安を取り除く意味合いが強いです。

つけておいた方がよい特約
  • リビングニーズ特約・・・余命6ヶ月以内の診断を受けた場合に死亡保険金を前払いでもらえる。無料なのでつけれるならマストでつける。
  • 指定代理請求特約・・・自分(被保険者)が自分自身で保険金の請求ができない状態(意識がない状態とか認知症になってしまったとか)のときに代わりに手続きできる人をあらかじめ決めておく特約。無料なのでマストでつけるべき。
  • 保険料払込免除特約・・・保険会社が決めた状態に該当したら「これ以上保険料払わなくていいですよ、でも保障は続きますよ」という特約。免除条件やプラスの保険料を確認してつけるか決めましょう。
  • 先進医療特約・・・先進医療を受ける可能性は限りなく低いです。しかし受けることになった場合に大きな数百万円の自己負担になり得るので備える意義があると言えます。

他にも三大疾病特約とか抗がん剤治療特約、介護特約などなど数多くの特約(オプション)が各保険会社に用意されています。

特約のデメリットとしては

  1. いろいろな特約をつけてしまうと保障内容がごちゃごちゃしてわかりづらくなる可能性がある
  2. 特約の保障は主契約のオプションなので、払込期間や主契約によって特約の保障期間変わってくる可能性がある

などが考えられます。

まとめ

  • 生命保険の基本は終身保険、定期保険、養老保険の3つ
  • 終身保険は貯蓄機能があり一生保障が特徴(保険料高め)
  • 定期保険は万が一があった時に大きなリスクが想定される期間を保障する掛け捨て型(保険料安め)
  • 養老保険は一定期間の死亡保障と期間経過後の満期保険金の支払いがあるが低金利の今お得度は低い(保険料高め)
  • 特約は生命保険のオプションで、つけると保障は手厚くなるが保険自体が複雑になることも

プロフィール
この記事を書いた人
シワター

1981年生まれ
妻と長男、次男との4人暮らし
1級ファイナンシャルプランニング技能士|金融機関に13年勤務|年金アドバイザー3級
40代の僕たちは考えることたくさんありますよね?
ひとつずつ一緒に解決しませんか?

シワターをフォローする
お金のこと保険
シェアする
シワターをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました